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田舎は仕事がないって本当?田舎の現状と対処法まとめ

田舎 仕事ない

この記事では、田舎の仕事がない現状と対処法について書いています。

「田舎で暮らしたいけど、仕事がない…」
「田舎で働いているけど、このままだと将来が不安…」

このような悩みで、田舎で生活していく将来に不安感を抱いていませんか?

AI化が進み、このままの生活を続けていくと、仕事がなくなってしまうことも考えられます。

田舎は仕事がないと言われる理由や、今後の対処法が分かれば、社会の動きに迅速に対応することができます。

筆者は新潟の森がたくさんあるような田舎に生まれて、就職や転職、アルバイトなどたくさん経験してきました。

そして今は上京し、東京で働いています。

今回は田舎に仕事がない現状や、上京したからこそわかる筆者の体験談をご紹介します。

田舎は仕事がないと言われる理由

田舎 仕事ない

実際、田舎に全く仕事がないのか?と言われるとそうではありません。

地方でも求人はたくさんあるのです。

転職サイトやハローワークで求人をさがせば、何かしら仕事はあるのが分かります。

ではなぜ、田舎は仕事がないと言われるのでしょうか?

その理由を細かく説明できる人は少ないです。

ここでは、田舎は仕事がないと言われる理由やその原因を、田舎の現状と一緒にご説明します。

  • 給料が低い
  • 業種が少ない
  • 人気の企業は倍率が高い
  • 求人募集が出てこない
  • 若者が入りたいと思える仕事がない

給料が低い

田舎の仕事は、都会に比べで給料が低いです。

仕事はあるけれどただ単に、給料が高い仕事が少ないのです。

筆者も以前、地元で時給1100円の夜勤バイトをしたことがありました。

夜勤であるにも関わらずその時給は安すぎて驚きましたが、母曰く地方にしては高い方だそうです。

東京で夜勤のバイトをしたときは、時給が1600円ほどで、500円も違うと1日の総額はかなりかわってきますよね。

時給の相場や最低賃金が安いため、正社員の給料も低くなりがちです。
(参考:令和2年度地域別最低賃金全国一覧

業種が少ない

実際のところは田舎にも業種自体はたくさんあります。

ただ、田舎はお店や企業の数自体が少ないため、職種によって求人に偏りが出ます。

・都会にしかないアパレルブランドの店員
・大手企業の開発部門
・ベンチャー企業
・クリエイティブ系

このような職場や業種へ就職を希望している人にとっては、仕事が全然ないと感じるでしょう。

都会と田舎の求人差は別記事田舎の求人はひどい?でまとめているので、気になる方はぜひご覧ください!

人気の企業は倍率が高い

田舎は都会に比べて公務員や事務系職種など、人気な職種には応募が集中します。

そのため倍率が高くなるのです。

筆者の兄は地方に残ることを希望していました。そこで地方の銀行に応募しましたが不採用となってしまいました。

そして他の銀行は全て満員で募集を締め切っていたため、関東圏への進出を余儀なくされました。

他に入りたい企業が求人募集をしていなくて、田舎に仕事はないと感じる人もいます。

求人募集が出てこない

田舎 仕事

田舎に業種自体は割とあるのですが、求人に上がってこないものが多いです。

人気の職種は退職者も少ないため、募集がなかなかない上がってこないのです。

デザイナー
プログラマー
ライター

このようなクリエイティブ系の人気の職種に就きたいという人からすると、田舎は仕事がないと思うのです。

若者が入りたいと思える仕事がない

同世代の人がいないため馴染めなそう
上下関係がかなり厳しそう
飲み会など会社の集まりを断りづらそう
プライベートと仕事を分けることが難しそう

年配の人ばかり集まっている田舎の職場にはこのような不安要素があり、進んで入りたいと思えない人もいます。

そのような人たちにとっては選択肢が狭くなり、田舎には仕事がないと感じるでしょう。

最近は田舎を離れて、東京など関東で就職するという人がかなり増えています。

総務省の調べによると、12歳から24歳の人で上京する人は、年間で6万人も増加しています。
(参考:総務省|平成27年版 情報通信白書|地方からの人口流出と東京圏への集中

仕事がないと言われる田舎で生活していく方法

田舎 仕事がない

「田舎に仕事がない理由は分かったけど、一体これから仕事はどうしたらいの?」

こんな不安を抱かれている方も大丈夫です。

今から、このような時代で仕事を探す方法や、田舎での生活を続けていく方法をご紹介します!

  • 給料が高い仕事を探す
  • 歩合制やスキルを活かせる仕事に就く
  • 副業をする
  • 栄えている場所で仕事を探す
  • 田舎の良さを活かした仕事をする
  • 田舎で起業してみる

給料が高い仕事を探す

給料が低い事が悩みなら、毎月の給料が高い仕事を探すことを優先してみてはいかがでしょうか。

給料が低くて生活が苦しいという自体を防ぐには、収入を増やすか、生活水準を下げるしかありません。

【給料が高い仕事】
・デザイナー
ウェブサイトのデザイン家が田舎には少ないため、デザイナー意外にも規格や設計、運用などトータルして仕事ができるとより需要が高まります。


・農家
農家の方々は高齢の方が多いため、若い世代の人たちが就職希望しているとなると直接契約をしてくれるところも多いです。
実際に筆者の親も米の生産をしていましたが、年齢とともに厳しくなったため、今では町の若者たちに自分の土地部分を手伝ってもらっています。


・公共事業などの建設業関連
オリンピック関連に向けて人手が必要なのですが、地方労働者が足りていないのが現状です。

これらの職業は田舎では人手不足のため非常に需要があります。

そのため求人票を見ると、給料の記載が比較的高く設定されています。

歩合制やスキルを活かせる仕事に就く

田舎では、入った職場に知り合いがいたなんてことは珍しくありません。

そのため仕事の数字や成績での評価ではなく、上司との関係が良好なだけで昇進できるケースもあります。

そうすると頑張っていても給料が上がらなかったり、やりがいを感じられません。

しかし歩合制やスキルを活かせる仕事をすれば、自分の働きに見合った給料を得られます。

タクシードライバー
保険などの営業
税理士
ジュエリー販売

このような職業は歩合制給与が多いため、働いた分だけ・契約を取った分だけ給料や成績に結果として出てほしいという人にはおすすめです。

筆者の知り合いに、完全受注製のジュエリー販売店で働いている人がいます。

その人の場合、その月に契約をいただいた商品の総額×14%がお給料になるそうです。

営業力が高く毎月多くの契約をいただけるという人にとっては圧倒的にこちらのほうが稼ぎが上がります。

しかし契約が取れない月は給料が0円になってしまうため、努力は必須です。

副業をする

【副業の例】
webライター
プログラミング開発
輸入ビジネス
単発バイト
FX

筆者はいま、コロナウィルスの影響で本業の収入が減ってしまいWebで記事を作成する仕事、webライターを行なっています。

副業と聞くと「なんか大変そう…」「勉強嫌いな自分には無理」などと諦めてしまう方が多いです。

しかし、副業には本当にたくさんのメリットがあります。

■収入が増える
■暇な時間を減らせる
■自分のほしいスキルが身につく

本業の場合、会社が方針や業務内容を決定するため、自分の好きな仕事ばかりはできません。

そのため、「このスキルもっと磨きたい!」と思っていても限界があります。

副業であれば、自分が決定権を握っているため、自分の業務や取り組み方も自由自在なのです。

最近は、安価で通える副業スクールサービスもあるので活用してみてください。

【おすすめの副業サイト】
クラウドワークス
ココナラ
ランサーズ

栄えている場所で仕事を探す

地方でも県庁所在地があるような栄えている場所であれば、かなり職種の選択範囲は広がります。

実際に筆者が生まれ育った地元では工場やスーパーの求人が非常に多く、選択肢が少なかったため自分の好きな仕事を選ぶというのが難しかったです。

県庁所在地がある市内にいくと、ビルやショッピングモールの規模が大きくなります。

他にも、栄えている市内に本社を置いている企業が多いので、筆者の希望だった事務の仕事の募集がかなりたくさんありました。

田舎での仕事に不満がある人や、田舎で働き続けることが不安と言う人にはおすすめです。

田舎の良さを活かした仕事をする

「田舎で仕事を続けていくことに不安がある」
「将来AI化が進み、自分の仕事がなくなってしまうのでは?」

このような心配をされている方は、予め田舎の良さを活かせる仕事をおすすめします。

農家
林業
牧場
介護
漁業
美容師

これらは人間の感性味覚思いやりなどが仕事において非常に重要です。

AIがすべての仕事をカバーするにはまだまだ難しい業界ですので、この先仕事がなくならないかという不安もありません。

どれも全て簡単にできる仕事ではありませんが、だからこそ生まれるやりがい・仕事への誇りも生まれます。

田舎で起業してみる

今田舎には若者が少なく、田舎で起業を行う若者は少ないです。

しかし、このような現代だからこそ田舎で企業して成功する可能性は高いです。

都会では人が集中しているため、どのようなサービスや営業・施設を展開しても競争が激しいです。

田舎であれば競争率が下がるため、市場やサービスを独占しやすい環境が整っています。

高齢化が進んでいる今、若者の目線で起業された施設・お店は間違いなく注目されます。

田舎から出て上京するもの一つの手段

田舎 上京

田舎での生活に不安感がある人や、今の生活を打開したい!と考えている人は、上京してみるのもいいでしょう。

東京には地方以上に仕事がたくさんあり、仕事の種類にそこまで偏りもないため、選択肢がかなり幅広くなります。

求人が多いと、田舎では出来ないと諦めていた仕事にだって就けるチャンスが広がるのです。

筆者は高卒で食品工場に就職し、2年で辞職してしまいました。

そこで憧れだった事務仕事に転職したかったのですが、田舎に未経験可の求人はありませんでした。

「スキルや経験もない自分じゃあ事務職に就くことはできないのか…」

自分はずっとこの先工場で働き続けなくては行けないのかと思うと、本当に辛かったです。

しかし求人サイトで東京の事務仕事を調べると、未経験でも雇ってくれる企業が非常に多かったです。

東京では、田舎では募集が出づらかったり、ハードルが高い仕事にも就くことができるのです。

おかげで今は、座ってパソコンと向き合うという、自分に合った仕事を見つけることができています。

とりあえず上京してみたいという人には別記事でメリット・デメリットをまとめています。ぜひ参考にしてください。

田舎は仕事がないって本当?田舎の現状と対処法まとめ

田舎は仕事がないと言われる理由
給料が低い
業種が少ない
人気の起業は倍率が高い
求人募集が出てこない
若者が入りたいと思える仕事がない

仕事がないと言われる田舎で生活していく方法
給料が高い仕事を探す
歩合制やスキルを活かせる仕事に就く
副業をする
東京へ上京する
栄えている場所で仕事を探す
田舎の良さを活かした仕事をする
田舎で起業してみる

今回ご紹介した内容から、田舎にも仕事は十分あるということがわかりますよね。

逆に、田舎だからこそできることや、田舎だからこそチャンスが有ることだってあります。

田舎が好き!地元愛があるから地元を離れたくない!

という強い気持ちがある人たちは、これからも田舎で生活していくためにも、今一度自分の仕事を見直してみるのはいかがでしょうか。

もしかすると、もっと自分に合った条件や給料が高い仕事があるかもしれません。